このような症状でお悩みではありませんか?

  • 徐々に発症して慢性の経過を示している

  • 腰椎の前弯増強が認められる

  • 「重苦しい、だるい、つっぱる」などの鈍痛が広範囲ある

  • 軽度の動作時痛、運動痛がある

腰痛について

腰痛は運動時あるいは安静時に腰部に痛みを感じる疾患の総称であり、疾患名ではなく症状名です。腰痛の原因は腰椎、椎間板、椎間関節、靭帯、筋・筋膜の障害が想定されていますが、正確な診断が可能なものは全腰痛の半数以下、報告によるとせいぜい10%程度です。このページでは変性疾患(腰椎症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、腰椎分離すべり症)、外傷性疾患(急性腰痛症、腰椎分離症)といった器質的変化が原因になる場合を除いた、非特異的腰痛症、筋・筋膜性腰痛症、腰痛症などの不良姿勢と筋力低下による腰部の鈍痛や息苦しさを訴える慢性的な腰痛について紹介します。

症状と診断

腰痛の症状は文字通り腰の痛みです。一般的には「腰が重い」「腰に激しい痛みがある」「起床時や疲れたときに腰が重い」「腰からふくらはぎにかけて痛みがある」などが代表的です。

腰痛は急性腰痛と慢性腰痛(発症して間もない、発症してから3か月以上続く)に分けられます。急性腰痛はおおよそ1~3週間前後で自然に軽快しますが、慢性腰痛の場合には何らかの治療が必要になります。

腰痛の診断は整形外科で問診や診察、レントゲンやMRIによって診断されますが、腰痛のほとんどは–原因が特定できない非特異的腰痛です。

―治療方法について―

腰痛の主な治療法は、軽度の場合には炎症を取るための湿布薬、痛みが強い場合には炎症を抑える消炎鎮痛剤、筋肉の緊張を抑える・神経の刺激による痺れを抑える、腰痛が慢性化した場合の内服薬、注射による治療、局所安静(コルセット)、リハビリ(物理療法、理学療法)、があり、これらの治療で改善されない場合には手術による治療があります。

鍼灸治療は、機械的刺激を生体に及ぼし一定の生体反応を起こして、生体の示す変調を矯正する物理療法です。それにより血管は拡張、血流は改善され、筋肉が弛緩することで、筋肉が収縮し続けて神経や血管を圧迫して発生した痛みを取り除きます。

feature

当院の特徴

当院では4つの鍼灸(基本鍼灸・特殊鍼灸・自律神経の鍼灸・妊活鍼灸)をご用意しております。

基本鍼灸・自律神経の鍼灸・妊活鍼灸は、故・長野潔先生(1925年~2001年)が西洋医学の理論・知見を研究、検証して30万人以上の患者の身体を通して創りあげた「即効性」「再現性」「多様性」に優れた完成度の高い鍼灸です。
それにより人間が本来もつ自然治癒力を高め阻害する5つ(免疫系処置・血管系処置・神経内分泌系処置・筋肉系処置・気系処置)の要因を取り除くことで治癒へ導きます。また中国鍼を使った特殊鍼灸もお選びいただけます。

当院では体質や症状、施術の好みに合わせて
専門性の高い
施術をおこなうことが特徴です。

1.基本鍼灸

「基本鍼灸」は子供から大人まで幅広く受けていただける優しい鍼灸です。
※鍼灸を初めて受ける方、強い刺激が怖い方、苦手な方におすすめ

基本鍼灸の特徴は、東洋医学の考えである「全体(元気)から部分(病気)の調和をはかる」というもので、元気になれば病気は治るという考えをもとに「治る」ための環境を整えます。

基本鍼灸は故・長野潔先生(1925年~2001年)が西洋医学の理論・知見を研究、検証して30万人以上の患者の身体を通して創りあげた「即効性」「再現性」「多様性」に優れた完成度の高い鍼灸です。
その特徴は「人間の身体には本来、自然治癒力というものが備わっていると考え、これを阻害する5つの要因を取り除くことで治癒へ導く」というもの。

免疫系処置 免疫系処置は扁桃を基軸に、リンパ節、胸腺、脾臓、粘膜下リンパ組織などを強化する処置(扁桃処置・粘膜消炎処置・アレルギー処置)
血管系処置 血流の異常である血滞、虚血、充血、鬱血を調整することは病気を治癒するために重要(強心処置・瘀血処置・肝門脈鬱血処置・骨盤虚血処置・骨盤鬱血処置 ・椎骨脳底動脈処置・下垂処置)
神経・内分泌系処置 長野式治療の中でも西洋医学的根拠を多く取り入れており、東洋医学の発想、考え方、手技と西洋医学の理論、知見を融合(自律神経調節処置・副腎処置・血管運動神経活性化処置・側弯処置)
筋肉系処置 運動器疾患だけでなく関節リウマチにも対応可
筋肉の攣縮、こわばり、結合組織の変性と機能減退、血管運動神経の異常、糖尿病を改善(筋緊張緩和処置・結合組織活性化処置・帯脈処置)
気系処置 組織細胞呼吸を活性化して気の流れを促進、阻害因子の除去、内的外的因子による不良の気を消去させて血流、水分代謝、配分、巡行させることを目的とする(胃の気処置・気水穴処置)

さらに病気だけを診るのではなく、発症の背景としての既往歴や社会歴、性格、家庭環境
職場、対人関係などのストレスについて把握することで病の本質を理解。
それらの情報を元に古典理論および西洋医学の解剖・生理学、病理学に根拠をおいた個別性の高い鍼灸をおこないます。

2.特殊鍼灸

「特殊鍼灸」は鍼灸経験者のための剛い鍼灸です。
※通常の鍼よりも本数が多く刺激量も多いため初めて鍼灸を受けられる方、虚弱体質、細身の方、18歳以下の方はご遠慮ください

特殊鍼灸の特徴は、西洋医学の考えである「部分(病気)から全体(元気)の調和をはかる」というもので、病気が治れば元気になると考えをもとに「治す」ための環境を整えます。

特殊鍼灸は「骨表面や深部の筋肉を緩めれば、血管や神経の圧迫がなくなり、痛みが解消して、筋肉が血液に栄養されて治癒する」という考えにより、神経の出る脊柱周囲の筋肉の凝りを緩めることで痛みから解放します。

鍼灸の効果

  1. 患部の深い筋層をアプローチ
  2. 鍼の本数が多いため症状を的確に捕らえる
  3. 血管を拡張させて血流量を増やして筋組織の酸素不足を解消する
  4. 筋肉が修復するのに3日間かかるため施術後も治療している状態が続きます