初 診 | X年12月 |
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主 訴 | アレルギー性鼻炎 |
診 断 | |
既往歴 | 他の諸症状(不眠・便秘・冷えのぼせ) |
社会歴 | |
現病歴 | 幼少期から鼻炎傾向にあったが、結婚して千葉へ引っ越してきてから症状が悪化した。 数年前から体に湿疹が出始めており、その頃から鼻閉が強くなった。 |
本人の希望により耳鼻科での投薬治療と併行して週1回の鍼灸治療をおこなう。
また、生理周期や出産などの情報ならびに仕事の勤務体系などを加味して施術をおこなうが、飲食や運動についても提案をおこなう。
Iさんの鼻炎は鼻汁、鼻閉などの症状が起こる慢性鼻炎である。耳鼻科ではアレルギー性鼻炎と診断されており、通年性の鼻炎を訴えている。
Iさんの場合は鼻閉により呼吸の妨げが生じることにより、頭重や頭痛を訴えることがあるが、その要因としては長時間の座り仕事であることも影響しているだろう。
その理由として便秘ということもおキーワードとして出ており、逆上せていることもまたきっかけになるはずである。
しかし、それらを生んでいる理由もまた妊娠出産や生理との関係も深いため、Iさんには漢方を提案。
同時に肉魚を好んで食べるということから野菜を中心にしてもらうことを意識してもらい、上半身の熱を下すためにウォーキングをおこなってもらうように話しました。
治療は自律神経処置、扁桃処置、婦人科へのアプローチ、鼻閉に対しては頭部や鼻部周辺の要穴へ留鍼を10分おこない、4回目の鍼灸施術後にのどの腫れ感、耳閉感、頭重感は軽減。
8回目には鼻閉は2割ほどになりました。