電気治療器により首を痛めた80歳女性

頸部痛

市川市行徳  A.M  (女性)  専業主婦  80歳
初 診 X年8月
主 訴 左頸部痛
診 断 頸部の炎症
既往歴 特記事項梨
社会歴
現病歴 これまでスポーツジムや体操教室に参加してきたが、数年前より膝が痛くなるようになり、また首の調子も良くない。 以前は週に1度、または体調が悪くなってから来院していたが今回は1年ぶりに来院。 その理由として、スポーツジムで無料の健康器具(電気治療器)を複数回受け、最後に左上肢の治療を受けたことが原因ではないかと考えている。 昨日、近隣の病院に駆け込んで、痛みがある場所に注射をしてもらい、飲み薬を処方されるが1日経っても痛みが引かないため来院。

施術・経過

背景

考察

左頸部(胸鎖乳突筋)に腫れがあり、つれるように痛みが走るという。
手三里Lに硬結があることを考えると扁桃への疑いをもち施灸をおこなう。
施灸時に火が皮膚内に吸い込まれていく様子をみていると改めて扁桃との関係が深いことが分かる。
そして、灸を終える頃には痛みは引いて動かしやすくなっていた。
さらに左側臥位になり、ラマを押すと頸部に電気が走ることがわかった。
ラマは腋窩リンパに関係するため、この部位の硬結と側頸部にあるリンパの痛みは関係が深い。
そのため、ラマに刺鍼をおこなう。
すると熱と腫れは引いていった。
今回、電気治療器をおこなったことが原因かと思われるが、一概にも電気治療器が悪いとも言いかねる。
しかし、通常20分のところ40分受けたことを考えると、身体が受けるダメージは多大なものになるだろう。
きっと、このあとに跳ね返りのように体調が上がることが考えられるが、それまでに痛みがあると苦しいもの。
湯治を例にとるとわかりやすいが、やり方、受け方、によっては体調を崩す。
その典型的な反応が今回の症例だと思われる。

施術プラン:基本鍼灸(担当:那須)