右手関節の運動制限を訴える女性

関節リウマチによる手関節の運動制限の鍼灸

市川市市川  D.J  (女性)  専業主婦  56歳
初 診 X年6月
主 訴 関節リウマチ
診 断 関節リウマチ
既往歴 緑内障
社会歴 銀行員
現病歴 10年前にリウマチを発症。薬により落ち着いていたが右手関節を骨折してから悪化したように感じる。 担当医から薬の量を増やして様子をみようと提案されるも、薬の量を増やすことに抵抗があるため、身体全体を見直すことで薬に頼らない身体作りをしたい。 所見:脉数洪、舌胖大 腹診:天枢R、胸脇苦満L・R、中注・大巨R、中脘、腹動 局所診:頭瘀血

施術・経過

背景

考察

初診時、全体的に身体の情報を集める中で右前腕の炎症は目を引くものがありました。
熱は肘の近くまでこもっており、皮膚はピンと張った状態です。
脉や身体の所見を集めるなかで、刺激量を見極めなくてはなりません。
早く良くしてあげたくても、欲をかけば身体のバランスを崩しかねないからです。
気水穴を使い丁寧に熱を取り去り、関元で痛みへのアプローチをおこない、副腎処置で腎の強化をはかるなかで、右前腕の赤みは抜けてきました。
そして、左足関節の反応点に対して刺鍼をおこない右手関節を動かしてもらいます。
すると、掌屈・背屈ともに制限がなくなり、痛みやこわばりが取れます。
このことは、董氏針法の考えにより臨床応用が可能ですが全体論を理解してのものに。
しかし、あくまでも「標」に対しての施術になるため、「本」に対しては継続して施術を行います。
さらに性格などの面を含め、漢方を取り入れてもらうことで本へのアプローチを計画しました。

追伸
漢方を飲み始めてから緑内障の数値は落ち着き、リウマチの数値も低下。
一度骨化したものは戻りませんが、進行を止めるほか、動きを出す中で日常生活への負担減少は可能だと考えることが出来ます。
今後も体調を管理するなかでリウマチへのアプローチと運動制限へのアプローチを続けていきます。

施術プラン: