IBSに苦しむ56歳女性のテレホンオペレーター

過敏性腸症候群

市川市妙典  J.A  (女性)  テレホンオペレーター  56歳
初 診 X年1月
主 訴 下腹部痛
診 断 過敏性腸症候群
既往歴 甲状腺機能低下症
社会歴 衣類販売員
現病歴 幼少期から症状らしきものはあった。 もともと胃腸が弱く、母も姉もお腹が弱い。 昨年、父が亡くなったことで症状が悪化。 大学病院にて大腸内視鏡検査を受けたが異常はなく、過敏性腸症候群と診断された。 その後、処方された薬を服用したが改善せず、同僚のすすめで鍼灸を受けることを決めた。

施術・経過

背景

考察

Jさんは下痢を日に5回程(水様便・泥状)あり、食後に増悪する。
症状としては下腹部の痛みが強く、絞られるような感覚があるという。
そのため仕事に集中できないことや、不安から仕事を休むことがあり、抑うつ状態が見受けられる。

鍼灸治療を週に1,2回はじめてから、腹部不快感の軽減がみられた。
しかし完治、治癒といった変化ではない。
1か月が経過し、腹部不快感および排便回数の減少、便の硬度に変化が見られたことで心理ストレスは軽減された。
2か月目以降、週に1回の鍼灸治療をおこない、過敏性腸症候群による不安や抑うつ状態は改善されたという。

けれど過敏性腸症候群は精神的ストレスの関与が大きいため、日常の変化も大きく関与するため定期的にケアする必要がある。
予後を良好にするためには、漢方や鍼灸といった方法以外にもヨガや太極拳といった外側からの変化を生むことも大切だと思う。
Jはヨガに週一度通っているため、心身のコンディションは良い。
しかし、ストレスはや小さな変化から不安を抱き不調になることが多いため継続して鍼灸治療をおこなう。



施術プラン:自律神経の鍼灸(担当 那須)