妊娠32週の女性が悩む逆子

逆子

市川市行徳  M.A  (女性)  歯科衛生士  28歳
初 診 X年7月
主 訴 逆子
診 断 逆子
既往歴
社会歴
現病歴 初産です。 逆子になってしまい逆子体操をしても改善されません。 鍼灸が効くとネットで見たのでお世話になりたいです。現在32週です。

施術・経過

背景

考察

逆子の施術は「なるべく早い期間に行うこと」「35週過ぎると戻りにくい」などの定説がありますが、まずはご来院いただくことと、施術を続けて行うことを念頭においてほしいと思います。

東洋医学での逆子は大きく分けて3つの原因があるとされます。
1. 母体の血液が上半身に集中している
2. 内臓がむくみ赤ちゃんの動きを阻害している
3. 母体の体力が落ち、下腹部が支えきれなくなっています。

今回の女性の場合は、1の血液が上半身に集中している状態でした。
脈や舌で体調を診たところ神経が興奮している状態、足元は指先まで冷え切っていました。
頭部は瘀血も感じられ、逆子のことで悩みあまり眠れていないようでした。
これは上実下虚と言い、本来は上下バランスよく保てていないといけない体温が、上半身のぼせて下半身が冷えた状態でした。
下半身は特に下腹部に血液が巡らないと赤ちゃんもお腹の中で動きにくくなります。

まずはバランスを正すために首肩とふくらはぎに優しい鍼を行い、上半身に巡ってしまった血液を下すような施術を行います。
全身がポカポカしてくるのが人によっては感じてくるでしょう。
逆子に対しては、逆子のツボ「至陰(しいん)」にお灸をすえます。
このツボにお灸をすることで難産や胎児の位置不良を治すとされています。
調べていただくとわかりますが、至陰は足の小指にあるツボです。
なぜこんなところのツボが逆子や難産に効果があるのか、とても不思議で東洋医学の魅力の1つと言えます。
お灸をすえていくとお腹の子がもぞもぞ動いたり、お腹がポコポコと音がしている感覚があります。このような症状が出てきたら動きやすくなっている合図です。

Mさんには毎日至陰への刺激を行ってもらい、通院を続けて2週間後の34週で元の位置に戻ることができたと嬉しい連絡をいただきました。
初産の方は初めてのことばかりで体に起こる様々な現象に不安を感じることでしょう。
逆子と診断されると一刻も早く治さないと、という不安に駆られます。鍼灸1回で治る保証はありませんが、回数を重ねるほど元に戻る可能性が高まります。通院できる余裕があればお近くの鍼灸院へご相談ください。

「はり温灸治療院カラダノミカ」では、これまでに28週~37週の逆子で悩む患者さんがいらしています。セルフケアのお灸やアドバイスも行えますので担当者にご相談ください、お力になれると思います。
ご来院お待ちしています。

施術プラン:妊活鍼灸(担当 藤田)