初 診 | X年5月 |
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主 訴 | 逆子 |
診 断 | 骨盤位 |
既往歴 | 特記事項なし |
社会歴 | 看護師 |
現病歴 | 逆子が判明してから逆子体操、身体を温めるためによもぎ蒸しをするも結果は見られず今回鍼灸を取り入れてみようと思い来院。所見:脉状(緊・数) 局所診(天牖R、翳明R、胸鎖乳突筋R、脛骨外縁) ※Rは右 Lは左 現症:手足の発汗、下腹部の冷え |
第1診目:副腎処置、自律神経調整、胃の気処置、気血四針、三陰交、至陰
患者はこれまで健康であったため異常がみられなかったのにどうしてと必死になり四六時中逆子の治療について調べてきたためか、自律神経の高ぶりや筋緊張が強かった。
義母からもどうにかならないのかと出産までプレッシャーを感じていた。
切迫早産も経験したが胎児は順調に母胎で成長し、更に大きい子になると言われた。
仕事も早期で休職したが、気持ちは休まること無く不安を抱え続け緊張し、子宮内のスペースが無いまま逆子肢位になったのではないかと考察。
よって初診は自律神経の高ぶりを抑える低刺激の施術を行い、逆子への不安やマタニティライフについてなど気持ちのクリアリングを行った。
第2診目(初診から一日後):施術後、身体と気持ちが楽になっていた。
帰宅後も胎動がこれまで以上に起きて驚いている。
逆子を何としても治したい気持ちでいっぱいだったが昨日の鍼灸を通して、逆子のままでも良いから残りわずかの妊娠生活を楽しみたいと思えた。