ストレスによる緊張から起立性調節障害に苦しむ高校生

起立性調節障害

市川市市川  A.Y  (男性)  高校生  15歳
初 診 X年4月
主 訴 頭痛、目眩
診 断 起立性調節障害
既往歴 小児ぜんそく
社会歴
現病歴 発症する数日前に風邪をひいた為、病院で薬(抗生剤、痰キレの薬、鎮痛薬)を処方されて学校から帰宅。2日後に朝起きることが出来なくなり、首の後ろが痛いことに気づき、その日から頭痛や眩暈に悩まされて学校には通えなくなってしまいました。 このことに対して両親は以前から服用していた薬との飲み合わせが悪かったのではないかと考えています。その薬は数日前まで試験勉強による精神的緊張を弛めるために処方されていた薬とのこと。

施術・経過

背景

考察

はじめて来院された日、患者は両親と一緒でした。
その時の印象は声が細く眠そうな状態で疲れているような感じでした。
今回のことについて三者から話を伺いまとめてみると、患者は中学校3年生の9月に高校への推薦が早期に決まり高校へ進学したそうです。
しかし、中学時代に学業や授業態度が優れていたものの、推薦が決まった後は勉強に励むことはなく進学までの時間をゆっくりと過ごしていたといいます。
そのため入学してから勉強に追いつけず、次第にテストや学業のストレスによる精神的な緊張が抜けなくなってしまいました。
そして中間試験の準備期間に朝まで勉強をしたことで体調を崩すことになってしまったそうです。

以後、通学時や起床時に眩暈や頭痛などにより体調を崩す日が続き、学校を3日間休みます。これらの情報から両親に再検査することを勧め、医師に紹介状を書いてもらい中病院へ行ってもらうことに。
鍼灸の施術では、回数を追うごとに興奮状態は落ち着いて声が出るようになりました。
また朝起きた時の不定愁訴は少なくなっていたことに対して両親も安心されていました。
しかし、残りの高校生活、進学などを考えると一度しっかりと病状把握をするべきと考えたようです。
ODに対する施術は、保護者、本人、治療者が正確な情報を得て理解し、そのことに対して行動しなければなりません。
今回、鍼灸をおこなったことは患者にとって有益なものであり、抑うつ状態や食欲不振に対しても有効であることが分かりました。
同じようにお子さんが起立性調節障害で悩んでいる場合には漢方や鍼灸が力になれるはずです。

施術プラン:自律神経の鍼灸(担当 那須)