初 診 | X年3月 |
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主 訴 | 右膝の痛み・右腿の痛み |
診 断 | |
既往歴 | |
社会歴 | |
現病歴 | 50代に入ってからひざの痛みを感じ始めた。 整形外科では年齢のせいで手術しても改善するかはわからない、と言われ今は痛み止め服薬している。 普段から膝に違和感があり痛いが、温めると楽になるので湿布を貼っている。 太ってから痛みが出たのでウォーキングしようとしたが膝が痛くてそんなに長く歩けない。 どうにかならないかと鍼灸院を受診。 |
Mさんの場合、膝の痛み自体は鍼灸で軽減されます。
しかし、体重の増加と腿(もも)の筋肉が落ちて痛みや変形の誘発を引き起こしているため膝の痛みが軽減されたら腿やふくらはぎの筋力トレーニングも必要になります。
鍼灸ではまず仰向けになり、痛みの出ている右膝に対して施術を行います。
叢刺(そうし)という技法で膝周辺の骨に当たるまで鍼を満遍なく刺していきます。
通常の施術に比べて本数は多く、響きもズシンと重くなり再現痛(普段感じる膝の痛み)が起きますが、これによって膝の痛みは軽減します。
腿の痛みは大腿四頭筋が関与しています。
筋肉に触れて痛みを感じる部位を中心に鍼を刺して置き、腿の筋肉の緊張を緩めます。
現在、Mさんは痛みが軽減したと同時に食生活の改善、靴(インソール)の見直し、自宅でトレーニングを行い下半身の筋力強化、鍼による痛みのメンテナンスを行っています。
体幹(軸)ができ、以前に比べて膝への負担が減り、痛みを感じにくくなりました。
痛みが取れた後は、専門施設の通院をお勧めいたします。足は一生使いたいものです。
悩みや痛みに寄り添い、定期的なメンテナンスを行いますのでまずはご相談ください。