初 診 | X年9月 |
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主 訴 | 肩こり、手のしびれ |
診 断 | |
既往歴 | 子宮内膜症、扁桃腺切除、双極性障害 |
社会歴 | |
現病歴 | Kさんは2年前から不眠症になり病院へ通院。 1ヶ月前から左頚部~左上腕部にかけて痛みが出るようになり、整形外科へいってレントゲンを撮ったが原因はわからない。 整形外科で鎮痛剤を処方、メンタルの薬も服用しているが一向に回復せず、悪化しているのではに不安である。 |
身体の不調があっても病名のつかない病に対して、鍼灸が有効であることが分かる症例でした。
Kさんの脉の硬度、緊張度合、専門的な面では胃の気不足、腹壁の緊張や瘀血反応により肝実処置・瘀血処置をおこなう。それらのアプローチにより肩への刺鍼をおこなわなくとも症状は寛解。
Kさんは鍼灸治療中に自分のことをよく話すようになり、緊張も解けたせいか色々なことを話してくれた。
早く良くなりたいという気持ちから、週に続けて3回の鍼灸施術を行い、肩こりは改善。
Kさんの気持ちも安定したようで、施術後はよく眠れると喜んでいたが施術を行わない日はまだ寝付くまでに時間がかかるため精神安定剤を服薬してしまう。
Kさんは服薬してしまう生活を止めたいと会話の中で聴いていたため、週に1回の施術で薬を服薬せずとも日常生活を送れるよう引き続き全身の緊張、過去の記憶由来の痛みや精神不安を取り除く施術を行う。