拍動性の耳鳴りに悩む高齢女性

耳鳴り

江戸川区葛西  U.Y  (女性)  専業主婦  68歳
初 診 X年7月
主 訴 拍動性の耳鳴り
診 断 耳鳴り
既往歴 高血圧、十二指腸潰瘍
社会歴 パート
現病歴 3年半前に発症。内科、耳鼻科、脳神経外科、歯科などで検査を受けるも原因が分からず、メンタル科を紹介されて自律神経のバランスが乱れていると伝えられる。 所見:脉数滑 腹診:中脘がペタペタ、腹動

施術・経過

背景

考察

患者は責任感が強く潔癖であり、完全主義のような性格です。
その背景にあるものは、もともとデザインの仕事に就いていたことが理由であったと想像できます。
耳鳴りを発症したのは3年半前ということですが、50代の頃に母親の介護で週末に2時間かけて帰郷していたこと、実兄が肺がんになり余命3ヶ月の宣告を受けた頃に耳鳴りが酷くなり、葬儀に出られないほどの状態であったと話します。
また、最近では健康に誇りをもっていたのにも関わらず脳の検査をした時の結果に悩まされたようです。
死ぬことに恐怖はなくとも、死を受け入れることができない。
その時の自分を想像すると恐い。
きっと誰しもが同じ思いを持つでしょう。
彼女にとって実兄の病と死は、とても堪えるものでした。
今回、身体の情報を詳しく診ていくなかで、そのサインは至るところに現れており、1つ1つ丁寧にアプローチしていくことでお腹の緊張や硬さは取れていき、脈も落ち着きを取り戻しました。
耳鳴りに対するアプローチには時間がかかりますが、全体の調和を求めていくことで自律神経の切り替わりがスムーズにおこなわれるようになることでしょう。
継続して施術をおこなうことで回復をはかっていきたいと思います。

施術プラン:自律神経の鍼灸(担当 那須)