糖尿病による手足の冷えと痺れ

糖尿病

市川市行徳  H.I  (男性)  会社経営  70歳
初 診 X年2月
主 訴 糖尿病が原因の神経痛(両足が痛くて力が入らない)
診 断 糖尿病
既往歴
社会歴
現病歴 元々ヘルニアもちだが、年齢のせいか最近何もしていないのに両足が足先まで冷えてしびれるようになり、感覚が鈍いような気がしている。 糖尿病を患っており10年前から病院に掛かっている。

施術・経過

背景

考察

Hさんのキーワードは「糖尿病」そして「左右対称に症状があらわれている」ということ。

糖尿病では3大慢性合併症といわれる症状があります。
1. 網膜症
2. 腎症状
3. 神経障害
Hさんは糖尿病の合併症として神経障害が出ていました。

これらは血糖がコントロールできないときに起こる代表的な症状です。
坐骨神経痛や腰痛は左右どちらかに症状が現れるのに対し、感覚運動神経や自律神経によって起こるこの症状は左右対称なことが多く診られています。

よって、ただの神経症状だと思って施術しても大きな変化は起こらないでしょう。
Hさんは罹病期間が10年と長く、症状が複雑化していましたので、まずは下肢の症状に対して血流改善と痛みの閾値の変化を目的とし施術を行いました。

自覚のある下肢に鍼を行い響かせ、場合によってはこのまま鍼通電療法(パルス)を行い神経組織に刺激を与えます。
これによって神経の血流改善や末梢循環の改善を図ることができ、冷え、しびれ、痛みの緩和が期待できます。

糖尿病の方へのお灸や鍼の刺激に関して、糖尿病を患うと神経や血流の障害がみられ免疫力が低下します。
傷をつけてしまうと回復が通常時よりも遅く、細菌の侵入を許してしまい小さな傷でも感染・重症化する可能性があります。

よってお灸や強い鍼の刺激は当院では行わず、小さく的確な刺激で回復を図ります。患者さん自身もご理解いただきますようお願いいたします。
私たちの鍼灸施術では筋肉に鍼を刺し、痛みをとる以外にも自律神経を整え本人の持つ自然治癒力を発揮させることができます。

男性は現在も週に1度通院していますが、足の症状は十分に改善し、肩の痛みまで和らいでいます。
糖尿病による症状だと知ってから気が楽になったようで自身でできる生活習慣の見直しを検討していました。

聞きなれない言葉の羅列は理解するのに苦しみますが、私たちは患者さんのわかりやすい言葉で現在の状態を伝え一緒に改善に向かって1歩近づくよう努めています。一人で判断せず、まずはご相談ください。

施術プラン:基本鍼灸(担当 土田)