突発性難聴により右耳の聞こえが悪い49歳男性

突発性難聴

2021年11月12日
市川市行徳  K.H  (男性)  経理職  49歳
初 診 X年6月
主 訴 突発性難聴
診 断 突発性難聴
既往歴
社会歴
現病歴 1週間前から耳鳴りや眩暈がするようなっていたがそのままにしていた。 2日前に朝起きてから突然右耳が埋まったような聞こえが悪い感じがして職場を休み耳鼻科に行ったところ「突発性難聴」の診断を受けた。 ステロイドを処方されたが、飲んでも治るかどうかわからないと言われたので、Googleマップで突発性難聴を調べたら突発性難聴の治療で「はり温灸治療院カラダノミカタ」が出てきたので来院。 現在は、高音や女の人の声が聞き取りにくく、たまに眩暈がする。

施術・経過

背景

考察

はじめは体の違和感から始まり疲労のせいかと放置してしまいがちですが、違和感から耳の症状や難聴に変化したら遅くとも発症から1週間以内に治療を開始することが推奨されています。
なぜなら、治療開始が早ければ早いほど回復の見込みがあるためです。
発症から4か月経つと聴力が固定され、それ以上の回復が見込めないとされていますので、ご自身で判断するよりもまずは早急にお近くの耳鼻科へかかることをお勧めいたします。
突発性難聴の治療は、未だに原因がはっきりとされていませんがホルモン剤・ビタミン剤・利尿剤の投薬、副交感神経を優位にし血管拡張させる星状神経節ブロックなどを用いて治療します。
鍼灸でできることは、首肩周りの刺鍼で自律神経の乱れを整え、耳の周りへうっ血した状態を改善する目的で行っていきます。

また「はり温灸治療院カラダノミカ」ではスーパーライザーを完備しています。
スーパーライザー(近赤外線治療器)とは、星状神経節に近赤外線を照射し、ストレスからくる痛みを和らげ、障害のある血行を改善し症状を緩和してくれます。
スーパーライザーはペインクリニックをはじめ各科で効果が認められ、多くの病に治療効果を発揮している治療器です。
「はり温灸治療院カラダノミカ」ではスーパーライザーを使用し頸部の星状神経節にあてることで回復を促すことが可能です。治療効果はご希望の方は施術プランに加えますので担当者にお申し出ください。

Kさんは週に2度通院し、早めの治療を開始できたため現在は順調に回復しています。
気候やストレスによる体調の不調はあるものの耳の聞こえも良くなってきました。
日ごろのストレスの緩和や生活習慣の改善を引き続き行っています。
突発性難聴は働き盛りの30代、責任世代の4、50代に多い症状だとされてきましたが、生活習慣の変化、電子機器の普及により若年層の突発性難聴も以前に比べて増加傾向にあります。
スマートフォンやワイヤレスイヤホンなどを直接耳にあてがうことで、耳や脳内に微弱な電磁波(マイクロ波)があたります。
海外ではマイクロ波の有害性について研究報告があるほどです。
年齢にかかわらず誰にでも発症の可能性がある疾患ですので、まずはお早めに専門の医療機関にご相談ください。

施術プラン:自律神経の鍼灸(担当 那須)