初 診 | X年8月 |
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主 訴 | 眩暈(めまい) |
診 断 | 頸性眩暈 |
既往歴 | 特記事項なし |
社会歴 | |
現病歴 | 1年ほど前から非回転性眩暈を発症。最近2ヶ月は頻繁に発症するようになる。 眩暈は屋内に入った時に起こることが多いのだが、先日の旅行に行った時は室内で発症することはなかった。 |
頸部の緊張による頸性眩暈という情報を得ていましたが再度緊張の度合いを調べました。
すると確かに頭板状筋、僧帽筋、斜角筋が硬くなっています。
このことにより血管を圧迫することで問題が生じているのだろうと考えられました。
施術後5日間は主訴発症しておらず、発症原因が子供のサッカースクールの役員活動であることが考えられました。
患者は元々人見知りということや、県外から引っ越してきたということあり、過度なストレスを抱えていたようです。
子ども達の構成は、8歳、6歳、4歳であり、学校の役員やスポーツ活動などの父母会の関係による心身への負担が大きかったものの、最近では眩暈に対する不安や心配がストレスとして大きく影響していました。
眩暈については、耳鼻科で頸性眩暈と診断されていましたが薬は処方されていません。
これまでの治療歴としては、整骨院で2週間に1回、1ヶ月に1回の頻度でマッサージを受けていましたが、GWから動悸も起こるようになり趣味のライブ鑑賞などにも行けなくなってしまいました。
1つ気になることは、3人目を出産してから生理周期が35日〜40日になったこと。
このことも施術をおこなう上で考える必要がありました。
よって、カウンセリングとしての傾聴、少ない刺激での施術により精神的緊張の緩和によって計6回の施術で元の生活に戻ることが出来ました。