更年期障害による不安やストレス

更年期障害

2021年11月12日
市川市行徳  A.H  (女性)  教職員  51歳
初 診 X年7月
主 訴 身体の調子が優れない
診 断 更年期障害
既往歴
社会歴
現病歴 50歳を迎えてから顔のほてり、汗をたくさん掻くようになりました。 仕事柄人前に立つので仕方ないと思っていましたが、汗が尋常ではなく眩暈がしてふらつく様にもなったので病院に掛かってみたところ更年期ではないかと言われました。 子宝に恵まれたのも遅く、2人欲しかったので休まず不妊治療をしていました。 産後はすぐに仕事に復帰し、子育てと両立しました。 お医者さんには産後の肥立ちが悪いせいだと言われましたが私自身、疲れていないし自覚はありません。 今は更年期に効く漢方を処方され、鍼灸も良いと紹介されたので、この度来院してみました。

施術・経過

背景

考察

更年期が起こる要因として、内分泌の(女性ホルモン)失調、自律神経の乱れ、社会的・心理的ストレスが原因で起こるとされています。
またこの女性の場合、50歳を超えてからの症状なので心理的ストレス(年齢を重ねたストレス・容姿の変化など)も加味して施術を行いました。
更年期障害は年齢のせい、とマイナスなイメージが強い疾患ですが閉経を挟んだ約10年間は誰にでもみられる症状です。自律神経の乱れを中心に様々な体のバランスが乱れて起こるとされています。
そのため体の不調だけでなく心の不安定な状態の方もいらっしゃいます。

Aさんも例外ではなく、話を伺うと50歳を超えてしまったストレス、ご自身の健康やお子さんの将来についての不安、職場での人間関係と様々な悩みを抱えていました。
心の不調は体に現れ、蝕んでいきます。更年期というワードに抵抗があり、誰にも相談することもできずストレスが溜まっていました。
体は緊張しコリ、肩がガチガチに張っていたので優しい鍼刺激とお灸で施術。
刺した状態を保つことで血行が促進されコリが和らいでいきます。緊張がほぐれ全身に血液がいきわたり、体がポカポカしてきたことを実感されていました。
ホルモンの数値や自律神経は体の内部だから薬じゃなきゃどうすることもできない?いえ、そんなことはありません。
なかなか人に相談しずらいことかも知れませんが、病だけでなくあなた自身を診る東洋医学だからこそできることがあります。
お気軽にご相談いただき、ライフスタイルや体に合った施術を行っていきましょう。

施術プラン:自律神経の鍼灸(担当 土田)