Bipolar disorder

双極性障害

2021年10月20日
市川市行徳  I.H  (男性)  アルバイト  34歳
初 診 X年10月
主 訴 起床時の背中の痛み、右肩の重さ、首と頭の付け根が重い
診 断 双極性障害
既往歴 うつ病、発達障害
社会歴 システムエンジニア
現病歴 X年に発症して11月にメンタルクリニックにて双極性障害と診断される。 以前はシステムエンジニアとして勤務していたが後に休職。 体調を崩してからスーパーのアルバイトをはじめる。 症状としては、疲れ、気分憂鬱、物忘れ、イライラ、寝汗、頭痛、頭重、耳鳴り、難聴、立ちくらみ、視力低下、眼精疲労、目のかすみ、目のクマ、鼻汁、喉の痛み、喉のつかえ、喘鳴、ゲップ、みぞおちのつかえ、吐き気、嘔吐、胃もたれ、腹痛、腹鳴り、腹張る、ガスが出る。 希望として、肩こり、背中の痛みを取って仕事をしたい。 日中ボーッとしてしまうのを治したい。

施術・経過

背景

考察

双極性障害は、かつては「躁鬱病」と呼ばれていました。
実際のところ、双極性障害についてはいまだ研究途上であり、原因などの詳細もはっきりしていません。
双極性障害は、躁のの状態では「眠らなくても平気」「自信満々」「おしゃべりになる」「考えが次々に浮かぶ」「注意力が散漫になる 」。
うつの症状では憂鬱な気分」「眠れなかったり寝過ぎたり」「太ったり、痩せたり」「思考力低下、自己否定」「イライラ」。
などがあらわれます。
今回、Aさんの話を伺う中で、幼少期の発達障害というキーワードがありました。
大人になるにつれ自分が活躍できる場所を見つけたAさんは仕事に没頭します。
しかし、体への負担は大きく次第に体は疲れていったようです。
鍼灸の目的は、患者さんの訴える症状に対して治療をおこなうだけではありません。
その状況にあわせてツボを変え、体が必要としている情報を読み解きおこないます。
「双極性障害についてはいまだ研究途上であり、原因などの詳細もはっきりしていません」という中でも鍼灸の可能性は大きいものです。
ぜひ鍼灸を取り入れていただき、体調管理などをはじめてください。

施術プラン:自律神経の鍼灸(担当 那須)