副鼻腔炎に苦しむ税理士の男性

副鼻腔炎

市川市妙典  S.S  (男性)  税理士  28歳
初 診 X年1月
主 訴 鼻塞感
診 断 副鼻腔炎
既往歴 蓄膿症
社会歴
現病歴 10年ほど前から発症。 大学受験と発症が重なり、以後仕事量が多くなると睡眠時間が確保できないため悪化する。

施術・経過

背景

考察

医学博士であり鍼灸治療もおこなっていた間中善雄医師が書いた本(鍼灸臨床医典 昭和45年 医道の日本社)によると、鼻閉などは風寒や風熱に分類することができると記載されています。

これらは字のごとく冷たい風を受けることで発症するほか、臓器の働きにより熱が籠ることで生じるものもあるといいます。
Sさんの場合には、コーヒーやチョコレートといった興奮作用の働きがあるものを摂取するほか、夜間の飲食、睡眠時間の減少などが影響しているでしょう。

副鼻腔炎は疾患名からも分かるように副鼻腔の炎症ですが、その多くはウイルスや細菌の感染またはアレルギーが原因になります。

それらに対して抗炎症作用の薬を用いることで炎症は引きますが、炎症を起こしている原因に対してアプローチしなければ症状は長期化します。
その根本的な解決の1つに「加糖食品」「精製穀物」「加工肉」の摂取を制限ることが大きく影響します。

これらの課題に対して、なぜ好んで摂取するのか、代償的に摂取してしまうのかを考察して鍼灸治療をおこなわない場合には、鍼灸も対症療法になるでしょう。

今回の症例では、過去の既往歴に蓄膿症もあることから呼吸器が弱いということは分かりますが、嗜好品や生活習慣を確認すると、お菓子を好んで食べていたことや受験や試験になると悪化することを含めて生活の見直しが必要ということが考えられます。

よって、鍼灸だけではなく日常生活での提案として散歩などをおこなっていただき、熱を下におろすことやPC作業の合間に水分摂取を進んでおこなうなどのアドバイスをしました。

施術プラン:自律神経の鍼灸(担当 那須)