初 診 | X年1月 |
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主 訴 | 不眠 |
診 断 | 特記事項なし |
既往歴 | 整形外科にて腰椎が6つあると診断される |
社会歴 | 整骨院勤務 |
現病歴 | X年11月 |
X年11月頃より頭痛と不眠に悩まされるようになるが、既往歴などを含めても思い当たる原因がない。職場に対するストレスはないが、転職後の生活習慣や新しい住居に慣れていない。
カウンセリングをしていても、お腹や脉の情報から問題があるようには思えません。
ただし、首肩、背中や腰の冷えと凝りが気になりました。
舌の所見としては先端が紅く、腹部と脉の情報を集めて1つの仮説をたてたところ、部屋が寒いこと(寝室のベッドと窓の位置)が発症理由として挙げられるのではないかと考察。つまり足下に冷気が当たっていることで頭部が逆上せていることが考えられました。
そのため、足裏中央にあるツボにお灸をすることで身体が温かくなりはじめ、足の冷えも抜けて顔のほてりもなくなりました。
2回目に来院されたときの情報では、前回の施術後から不眠は解消されたそうです。
今回の不眠は室温の影響が大きいものでしたが、病院へ行っていた場合には睡眠導入剤を処方されていたことでしょう。
薬は時に必要とする場合がありますが、しっかりと病態把握をして施術をおこなえば薬に依存する必要はなくなります。