初 診 | X年6月 |
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主 訴 | 不眠 |
診 断 | 子宮内膜症 |
既往歴 | 突発性難聴、チョコレート嚢腫、甲状腺機能亢進症 |
社会歴 | |
現病歴 |
患者はこれまで幾つかの病気になっており、現在は甲状腺機能亢進症の治療を受けています。それにより動悸が辛く、睡眠に支障が出ているため睡眠導入剤を服用。
しかし薬を止めてから再度中途覚醒に悩まされるそうです。
このことに対して根本的に治療したいということで来院。
彼女のこれまでの体験を考えた時、1つの問題を解決する必要があると考えました。
患者はこれまで心療内科やメンタルクリニックを勧められてきました。
しかし、疾患による心身の影響は考えられるものの、精神的なもので主訴が現れているとは考えられません。
患者の場合、髪が抜ける、皮膚がカサカサする、眼精疲労、耳鳴り、めまい、イライラ、物忘れ、疲労感など血の不足(栄養学的なミネラル不足)との関係が深いようでした。
その理由として既往歴にある子宮内膜症、チョコレート嚢腫との関連性です。
初診時に主訴に対するアプローチをおこない緊張をほどきました。
2回目の施術を終えて、症状は改善されているわけではないですが、顔色は明るくなり脉状も強くなっています。
施術においては午前4時から何度も目が覚めてしまうということで、子後流注も含めて配穴を考えました。
3回目の施術からは体質に対してアプローチをおこない、4回目には睡眠の状態は改善、そのため体力を確認して子宮内膜症の施術をスタートしました。