不妊治療による体調不良

不妊治療

2021年11月11日
市川市妙典  T.M  (女性)  管理職  35歳
初 診 X年3月
主 訴 不妊症
診 断 不妊症
既往歴
社会歴
現病歴 妊活をはじめて2年経ちました。昨年冬、タイミングで1度妊娠しましたが6週で流産してしまいクリニックに通っています。クリニックでは人工授精を行っていますが、そろそろ年齢的にも体外受精に切り替えようと思っています。卵の質が実年齢よりも質の良いものではないと言われて、体の見直しで針灸がいいと聞き自宅から近い鍼灸院に来院しました。

施術・経過

背景

考察

妊活では体質や現在の不調に着目して施術を行います。
Tさんの場合は強烈な肩こり、首凝りのため上半身に通う自律神経の乱れを感じることができます。
また、仕事や生活の話の中から頭の回転が速く、面倒見がよく責任感も強いため頭周辺の凝りを強く感じました。

妊活は腹周り、腰回り、臀部に鍼やお灸をするとイメージされますが、まずは全身の不調探しから始まります。
たとえば、首の凝りによって自律神経の巡りが悪くなり、内臓の不調が起き、胃の調子が良くない、体が冷えやすい…など体に感じる不調はその部分だけでなく全て繋がっているのです。

Tさんは、首肩の凝りから交感神経が優位になってしまい、肩の緊張が解けずにいました。
頭や上半身に血流が行くことで、頭が働き行動的になりますが循環していないのでうっ血状態になり肩こり、頭痛など諸症状が起きていました。
また下半身に血液が巡らず、大切な下腹部、骨盤部が冷え力のない状態でした。上半身の凝りを鍼やお灸で解消し、下半身には鍼を置いた状態にして巡らせていきます。

施術後すぐに体がポカポカしていくことを実感されていました。
妊活の効果は個人差がありますが、習慣にしていくことで体にいい状態が定着していきます。
女性は週に1度通院し、体外に切り替えて質の良い卵子を育てるための鍼灸を行っています。

妊活で来院された方の6割は「鍼灸経験なし」でした。
あなたの安心のためにいつでも寄り添い力になります。

施術プラン:妊活鍼灸(担当 土田)