初 診 | X年5月 |
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主 訴 | 二人目不妊 |
診 断 | 不妊症 |
既往歴 | |
社会歴 | |
現病歴 | 一人目の出産から二年が経ち、二人目を希望するも妊娠に至らず先月から不妊治療を開始。 また最近身体の疲れがとれないような気がする。 |
現症:疲れやすい、イライラする、頭重、鼻詰まり、便が固い、手足の冷え
所見:脉状(やや沈・緊)
腹診(天枢RL、腹動、小腹不仁)局所診(天牖L、胸鎖乳突筋L、頭部瘀血)
第1診目:扁桃七点、自律神経調整、三陰交、腎兪、気血四針
考察:
昨年産休から職場復帰したが、以前勤めていたところではない他の病院へ勤務することになり、配属された科が緊張を強いる仕事のため、日常的に交感神経優位であると仮定し今回は施術を行った。
第2診目(前回から7日後):扁桃七点、筋緊張緩和、照海・兪府、腎四針
前回来院時漢方の併用を勧め服用中。
「漢方を飲むようになり身体が以前より温かくなった。今週は仕事も忙しくなく精神的にも落ち着いており、そのせいか妊活への焦りをそんなに感じなくなった。」
第2診目以降、彼女は週に1度の鍼灸と漢方を飲み続け体質の改善を行いました。
母をしながら働きながらの毎日。
鍼灸、漢方内科、婦人科、通うのは大変だったかと思いますが、家庭や仕事から解放される唯一の時間だと彼女は話していました。
14回目の施術から妊娠判定、15回目で確認しカラダのメンテナンスに切り替え施術を行いました。
鍼灸は産前、産後も症状問わず寄り添えるものです。
妊娠中の反応を見ながら施術を行うので、悪心や吐き気が辛くなる前に連絡をしてもらいます。
第1子妊娠時は初期症状が辛く、生活が困難のため入院していた彼女。
今回は生理がしばらく来ないので検査し妊娠していることわかり、症状が全くなかったことが逆に不安になったと心配そうでしたが
鍼灸と漢方の効果で気持ち悪さやダルさが少なくなり、身体が楽になるものと伝えるとそういうことか、と安心していたようでした。
年齢は若い方なのになぜ妊娠できないのか、彼女の悩み続けた4ヶ月をわずかでも寄り添え支えられていたらと思います。
待望の第2子誕生まで家族3人幸せなマタニティライフをお送り下さい。
おめでとうございます。
【 妊娠報告 】・・・施術開始から14回目(X年.5~同年9月)