子宮内膜症による不妊症に苦しむ女性

不妊治療

2021年11月12日
市川市行徳  S.J  (女性)  会社員  32歳
初 診 X年6月
主 訴 不妊症、子宮内膜症
診 断 不妊症
既往歴
社会歴
現病歴 妊活をはじめて1年半経ちましたが一向に妊娠せず、病院で検査したところ子宮内膜症であることがわかりました。 薬を処方されましたが、飲みたくないので鍼灸で妊活と合わせて行っていきたいです。

施術・経過

背景

考察

子宮内膜症の原因は明らかになっていませんが、月経トラブルを抱えた女性に多い症状だということが分かっています。
月経痛や月経前症候群(PMS)がある場合、血液の循環不良がみられます。
鍼灸では冷えや瘀血へのアプローチを行い施術にあたります。

Sさんは日ごろから妊活のことをリサーチし、どのようにしたら妊娠できるのか調べ尽くしていました。
すれ違う子連れの夫婦や友人の妊娠・出産を見ていると、なぜ自分には子どもを授かれないのかと悲しくなってくるそうです。ネットを見ては一喜一憂する毎日だと話していました。
このような日ごろから抱えているストレスは蓄積し、血行不良を引き起こします。
また悩み憂うことは東洋医学でいう中心軸の「脾」を病み、体のバランスを乱します。脾は、血や気を全身に巡らせる役割がありますが、うまく作用しないと滞り老廃物がたまります。

まずは悩みを打ち明けることで1人きりで悩むことをやめてもらい、鍼灸を行い血行を改善していきました。
お通じ、顔色も良くなり次の周期の生理は質が変わって、痛みが軽減していることに驚いていました。
体質改善であるため週に1度のペースで通院されていますが、回復し体が変わってきていることを実感していただけるのでとても楽しまれている様子です。
はじめは妊活に対して不安そうな女性でしたが、今ではポジティブに妊活されています。
鍼灸は筋肉の痛みやコリなどに利用されますが、患者さんの体や内臓の状態を診ながら施術を行うことができます。女性特有のお悩みも何か力になれるはずです。

施術プラン:妊活鍼灸(担当 藤田)