運送業者の男性のぎっくり腰に関する症例

ぎっくり腰

2021年11月26日
市川市南行徳  K.F  (男性)  運送業(自営業)  43歳
初 診 X年10月
主 訴 腰痛
診 断 急性腰痛
既往歴 右足捻挫
社会歴
現病歴 数年前に重たい物を中腰で持ち上げた際にぎっくり腰になった。 痛みでしばらく動けなかったが、安静にしていたら痛みが治まったので治ったと思いそのままにしていた。 これまで腰痛とは縁が無かったが、その日をきっかけに忙しい時には度々腰に痛みを感じるようになり、長距離の運転が困難になることもあったが安静にして痛みを抑えてコルセットなどで仕事に復帰している。 2週間前にまた腰が痛み出し、放っておけば治ると思いコルセットを着けながら仕事をしていたが、痛みが酷くなり背中まで広がっているように感じる。 また最近は運転中足先に痺れを感じるようになってきている。さすがに仕事にならなくなってきたので「はり温灸治療院カラダノミカタ」へ来院した。

施術・経過

背景

考察

Kさんのギックリ腰は発生時期は繁忙期と重なった頃で、全ての仕事を一人でおこなっていたと話している。

脉や舌は腎虚を呈しており、よって副腎疲労によって始めに腰痛が発生したと仮定しつつも慢性的な腰痛になってしまったため患部の炎症を取り除くことから治療をスタートさせた。

週2回の施術で痛みと痺れは落ち着いてきたものの自営業であることから今後の健康を見通して、免疫力(扁桃)の強化と瘀血の処置を加えながら治療を続けた。

3ヶ月通院し、現在は痛みもほとんど無く仕事にも集中して取り組めるようになった。
またほとんど休まず眠りも浅い生活だったが鍼灸を行ってから深く眠れるようになったと満足している。

Kさんには腰痛の原因は副腎疲労や栄養不足が関係していることを告げ、漢方の摂取と現在も月に数回鍼灸治療で身体のメンテナンスを行っている。

施術プラン:特殊鍼灸(担当 田嶋)