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【患者】
氏名:M,K
性別:女性
職業:パート(販売員)
生年月日:昭和45年6月15日生
年齢:46歳

【来院】
浮腫み(むくみ)

【症状】
2年前から都内で週5日間販売員の仕事を始める。
その頃から足が浮腫むようになり、膝が痛くなってきた。

これまで婦人科の問題で薬を服用してきたほか、高血圧の問題も出てきている。
身体の情報として、下腿には圧窩は無いがむくみ症状が出ている。
触診をしてみて、水分穴が凹んでいるほか、中脘が冷えている。
また脈は滑、舌所見は胖大、歯痕あり、初診は気虚の湿盛として扱う。

総合的に考えた場合、利尿を促すことだけを目的にするのではなく、冷えへの処置にもポイントを置くべきである。
また下腿の筋力が低下しているため筋量を増やす必要がある。
それにより筋ポンプ作用が機能するだろう。

【治療内容と経過】
初診時は腎兪に灸をおこない身体を温めることで腎機能を上げて排尿による水分代謝を促す。
また、気血配穴として、手三里、天士、腎関、足三里、水分に刺鍼、中かんへ棒灸を30分おこなう。

これにより、舌色か変わり、舌形は小さく、歯痕も減る。脈もしっかりと形が出て上へと浮いてきた。
その他、主訴としての膝痛と足の浮腫みが改善されるが、第2,3診により本質としての部分にアプローチする必要があると思う。

【同時に治療した症状】
婦人科起因の高血圧に対する処置

【使用した主なツボ】
初診
仰臥位:手三里、天士、腎関、足三里、水分、中脘(棒灸)

第2診
伏臥位:肝兪、腎兪
仰臥位:中渚、列欠、腎関、地皇、水溝、水分、中脘(棒灸)
治療後:足三里(透熱灸3壮)

【考察】
女性ホルモンの変化により、体調が大きく変わってきたことに視点を当て、何故このような浮腫みが発症したかを考えた。
このことについては、病院などで問題が発見されていないことから鍼灸の適用症状として治療を行うことにする。
西洋医学では検査結果による数字が重視である。そのため、値として現れないものは治療に当てはまらない。
そのため、今回のような本人の自覚だけでは治療法がないことが現実だ。

しかし、東洋医学では境界線の症状に対しても治療が可能となる。
それはなぜか、人は白か黒かの二通りではなく、白の白、白の黒、黒の白、黒の黒、といったように常に変化しているも。
なぜなら体質と病状は刻々と変化するものだからだ。

今回、患者さんは水分を多く摂っているわけでもなく、職場がタイル張りで底冷えしているということもない。
また、冷気が当たっているために風邪をひいて水腫を形成しているということも考えれない。

考えられることとして、帰宅後に350mlの缶ビールを飲むという習慣や下肢の筋力が低下していること。
婦人科の薬の服用歴などが重なってのことだろう。
それにより、脾、肺、腎の三臓が互いに因果関係となり、膀胱機能の失調、水の流れの失調(三焦阻滞)によって浮腫が起きているのだと思う。

よって、これらの機能改善と共に婦人科へのアプローチや筋力をつけること、食事についてのアドバイスが必要となる。

2回目の治療を終えて、1診後に浮腫み感覚が改善された自覚があった。
また、仕事時間を減らすことで足への負担が減ったという。
だが、毎朝の習慣として舌の大きさをチェックするが、舌体の大きさは変わった感じがしないという。

しかし、2診目のチェックでは舌色は淡紅となり、舌苔も薄くなっているため、湿盛は減退しているほか、足の浮腫みも小さくなっている。
よって、継続して体質に対してのアプローチを要するが、治療回数は多くは必要ないだろう。

 

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